上巻 なぜアングロサクソンが覇権を握ったか 下巻 民主主義の野蛮な起源
・トッドの家族構造理論によって、古代から現代、そして未来までも読み解く
・特に第15章 場所の記憶はココだけでも読む価値がある衝撃的な章
・トッド本を読んだことが無い場合、まず「エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層」を先に読むのがおススメ
おススメ度 ☆4 (面白さ+4点)
・明治から高度経済成長期までの女中を巡る社会史
・こういうことこそ、学校で教えてくれよと思う一昔前の日本の姿
おススメ度 ☆3 (読みやすさ+1点、面白さ+2点)
・植民地朝鮮における日本人女学生の生活史
おススメ度 ☆3 (読みやすさ+1点、面白さ+2点)
個人的に印象深かった点
朝鮮人の住む錘路(しょうろ,おそらく特定の地名)にはあまり近づかなかった
「誰かにいわれたわけではないですが、何となくあまり行かなかったのです」
「(京城に)朝鮮人の女学校は他に数校あったが、私は良く知らなかった」
彼女たちにとって、一番身近な朝鮮人は使用人であった
彼女たちにとって、女中は「家族同様」「友だちのような感覚」
使用人は「オモニ(既婚女性)」「キチベ(未婚女性)」と呼ばれ、固有名詞で呼ばれることは少なかった
「住み込みも通いもいましたが、ほとんどは住み込みでした」
※筆者は女中を名前で呼ばないことに対し、民族差別を要因と断定しているが、私の記憶では、戦前の女中は内地でもねえや(未婚)、ばあや(既婚)と呼ばれていたはず
でも、これはママのような子ども言葉であり、大人は相手を名前で呼んでいて、やはり内地と朝鮮で違いがあったのかもしれない
文化的にも、朝鮮文化を受容するようなことはなく、朝鮮料理も食べたことが無かった
唯一の例外はキムチでキムチはおいしかったと
朝鮮人との会話で日本語を使うことも、創氏改名も違和感などはなかった
朝鮮が植民地だ、ということは
「はっきりと説明された記憶はないが、育っていくうちに、日常生活で悟っていた」
「一度も日本を見たことが無く、朝鮮が日本だと信じ込んでいた(中略)中国人の人も商人や農業をやっていたし、違和感なく暮らしていた」
朝鮮人に対しては、
「日本人より下だと思っていた。やはり、親や周囲、学校、何となくそういう雰囲気でした(中略)やはり上流はみんな日本人で、韓国人は中流以下だと思っていました」
「両親も私も人間を差別することは無かったので、その点では悔いが残りません」
「内地に行ったら、電車の運転手さんから何から何まで皆、日本人でしょう、びっくりしたの。向こうで、そういう仕事というのは朝鮮の人がやることだから」
「下関で乗り換えて列車に乗るのですが、戸外で一休みしている労働者が日本語で話しているのを聞いて、
『えっ、ここは日本人がこういう仕事をするのね』と。あれはカルチャーショックというか、覚えていますね」
・敗戦
22名中、3名は敗戦前に内地に帰還した
戦局の見通しについては、
「いつになったら神風が吹くのかなあ」という思いもあれば、日本の敗北を早々に確信していたものもいた
8/15の数日前くらいから朝鮮の女性がチマチョゴリを着るなど、異様な雰囲気があった
敗戦後は、
「見たことのない旗(注:太極旗)が軒先に翻っていた」
「(学校で玉音放送を聴いた後、朝鮮人教師が)それまで日本語だけで話していたのに、ぺらぺらと朝鮮語を話して」
「朝鮮人クラスメートは大っぴらに胸を張って朝鮮語をしゃべりはじめた」
駅という駅が白いチマチョゴリを着た、独立を祝う朝鮮人であふれかえった
以後、彼女たちは家財道具他の略奪→散々な引き揚げ→内地での植民者としての差別を経験する
「(引き揚げと聞いても)意味が分からなかった」
「当然(朝鮮を)日本だと思ってしまっていて、なぜ、引き揚げるのか、どこに引き揚げるのかと思ってしまいました」
「朝鮮人にならなければいけないなら、なってもいいと思ったくらい」
内地に帰還した後も、植民地支配の実行犯として内地で差別され、何度も引っ越しを余儀なくされた
「あんたらは外地で好きなことをして迷惑をかけて生きてきたんだから、これからは苦労して当然だ」
引き揚げ者だと分かると結婚して貰えないと思い、幼馴染(おそらく同じ引揚者ということだと思われる)と結婚した
「私の中には常に日本人であると同時に、"在日日本人"という意識があった」
・日本陸軍は何を目的に中国へ侵攻したのか
・日米戦争の原因は仏印進駐ではなく、関東演にあった
・などなど、満州事変から五一五、二二六、三国同盟、太平洋戦争に至るまでの日本の国策を俯瞰した本
おススメ度 ☆3 (読みやすさ+1点、面白さ+2点)
個人的感想
実際に当時を生き、アメリカと戦った人たちのうち、何割の人々が日米戦争の原因を理解していたのだろうか?
戦中、銃を持ちアメリカ人と殺し合いを行い、戦友を失い、でも戦後にすら日米戦争の原因を誤解している人が多いのでは無かったのだろうか?
今起きているロシア・ウクライナ戦争にしても、日本人のほとんどは戦争の原因を知らないし、私も理解してるとは全然言うことができない
果たしてこれは、日本がウクライナから遠くにあるからなのだろうか?実は当のロシア人、ウクライナ人も戦争の原因なんて、よく分かってないのではないだろうか?
もし日本がまた戦争をしたとしても、結局は大した理由とかは考えないまま、そういう現実を受け入れるだけになるのだろうか?
・ドイツ軍への重厚な分析が平易な文章で読める本
・第2章のドイツ空軍史はww2のイメージを大きく変える革新的な内容
・同人誌、boothで販売中
おススメ度 ☆3 (読みやすさ+2点、面白さ+1点)
・2000年代日本のインターネット史
おススメ度 ☆3 (読みやすさ+1点、面白さ+2点)
・働きやすい会社をなぜ若者は辞めてしまうのか?(帯より)
おススメ度 ☆3 (読みやすさ+1点、面白さ+2点)
個人的感想
インターンシップ他で、大学生の間で入社以前に能力差がついている
そして、情報感度の低い大学生はその事態に気が付いていない
それまで日本企業の特徴であった、新入社員の一斉研修、つまり全員が同じスタートラインから始まるというのが、成立しなくなっている
どれも新自由主義的な流れを感じる
・超有名歴史本
・主なテーマとしては、なぜヨーロッパ人が南北アメリカを征服し、逆に南北アメリカ人がヨーロッパを征服することはなかったのか?
おススメ度 ☆2 (読みやすさ+1点、面白さ+1点)
個人的要約
世界の先進地域と後進地域の差は何か?
ヨーロッパ人がアメリカ大陸に植民した際、現地民族は鉄製の武器を持たず、鎧を持たず、馬を持たず、病原菌に対する耐性を持たなかった。
→このため、南北アメリカの現地社会はヨーロッパ人に征服されてしまった。
→ではなぜ、ヨーロッパ人は鉄製の武器や鎧、馬、病原菌に対する耐性を持っていたのか?
→農耕社会は複雑な社会を形成させ、技術の発展を促し、また専門の軍人を生んだ。これらが鉄製武器、鎧を誕生させた。また、周密した生活は病原菌の流行を発生させ、結果として人々に耐性を与えた。
→では、農耕社会に移行した地域と、狩猟採集社会にとどまった地域の違いは何か?
→まず、農耕社会への移行はゼロイチではなく、半分農耕をし、半分狩猟採取をする社会も多かった。また、一度農耕社会に移行した地域でも、狩猟採取に逆戻りすることもあった。
しかし、それでも全体として農耕社会への移行が進んだ理由として、
1狩猟採取で取れる食料が減少した(この理由はよく分かっていない、気候変化によるものや、人類の乱獲によるものだと考えられている)。
2人口密度の増加。農耕は単位面積当たりの養える人口において狩猟採集を大きく上回った。農耕をすることは人口増加と人口密度の増加をもたらし、また人口密度の増加も狩猟採取から農耕への移行を促した。
農耕社会による多数の人口は、時に狩猟採取が行われている地域へ流入し、現地を乗っ取ってしまうこともあった。
→では、北米大陸のような、現在では盛んに農業が営まれているような、土壌の豊かな地域において、農耕文明の誕生が遅れたのは何故なのか?
→現在においても、人々の主食となる食べ物は限られている。麦、米、芋、トウモロコシ等である。
こうした栽培に適した植物が野生種として自生していた地域(三日月地帯等)では、早期に農耕が始まった。逆に、適切な植物が自生していなかった地域では、農耕社会の成立は何千年も遅れた。
東西に長いユーラシア大陸では、肥沃三日月地帯で誕生した農耕が、同緯度帯で東西に広がった。
しかし、南北に長い南北アメリカ、アフリカ大陸では、一旦農耕が始まっても、気温が異なり気候が異なる南北には伝わりづらかった。
アメリカ大陸にはコロンブス到着以前、2000万人の人々が住んでいた。しかし、彼らのほとんどはユーラシア大陸からもたらされた病原菌により死んでいる。
ヨーロッパ人征服者であるエルナンド・デ・ソトが1540年に合衆国東南部を行軍した時、廃墟と化したアメリカ先住民の村落をいくつも見つけている。これらの村はソトがやって来る2年前の大流行で遺棄された村々であった。
しかし、ソトはその後ミシシッピ下流域で先住民たちの大集落を見ることができた。とはいえ、これらの村落も間もなく病原菌により廃墟となっていった。
→アメリカ大陸の人々が病原菌に対して耐性を持たなかったのは、彼らが家畜と共に生活することがなかったからである。
文字を持った地域と持たなかった地域の違いは、農耕社会かどうか、周辺に文字が存在したかどうか?が重要だった。文字が生まれても農耕社会でなければ広がらないし、農耕社会でも文字の発明は偶然性が大きい。
複雑な国家は単純な部族社会に対して、愛国心などの点で戦闘で優位にあった。
しかしこれは国家が部族社会に対して常に勝ち続けていた、というわけではなく、99回部族社会が国家に勝利する間に、100回国家が部族社会に勝利した、ということである。
現に部族制のモンゴル帝国は中国を征服している。
ではそもそも、法制度と王のような権力、そして複雑な官僚機構を持つ国家は、なぜ誕生したのだろうか?
→1小さい部族においては、トラブルが起きた際、両者を知っている者が仲介に入っていた。しかし社会が見知らぬもの同士になるにつれ、トラブルが起きた際のルールが必要となる。
2社会的意思決定の困難さ。20000人の都市が外敵と外交をするのに、全員出席の会議はしていられない。
3経済的合理性、人口の多い社会では、分業をした方が良い。
巨大な国家は小さな村社会、部族社会を武力で淘汰していった。
中国とかいうクソデカ国家は何なのか?
→中国北部は非常に早い時期に超先進文明が誕生した。中国北部で誕生したこの文明はその文明の力で、中国南部を制圧し、また東南アジアも征服した。現在でも東南アジアの人々は人種的に大昔に中国からやってきた人々である。
日本や朝鮮でも中国の文字が使われているのは、中国の文明の力である。こうして、中国とかいうドデカい国土に一つの中国語を話し、中国文化という共通性を持つ国が誕生した。
なぜヨーロッパが世界の先進地域となったのか?
→1)まず、肥沃三日月地帯は食用に適性のある植物が生えていたという強みしかなかった。
かつて森林におおわれていたこの地域は、農地の開墾、建築用、燃料用の木材の伐採、山羊の草の食い荒らし、そして低い降水量により、今では砂漠や、乾燥地、ステップなどになり、塩害も進んでいる。
今では農業には向かないこれらの土地は、石油産業によって成り立っている。
ヨーロッパの場合、降水量が多いため、森林の再生にアドバンテージがあった。
2)中国の場合、政治的統一が技術発展を阻害した。
鄭和の何階大遠征では2万3千もの人々の大船団がアフリカまで行ったが、その後の政変により遠征は途中で中止され、造船所は解体、外洋航海そのものが中止された。
一方、コロンブスの船団はたった3隻の船団でしかなかったが、4人の王に船団派遣を願い出て、3人には断られたが、4人目の王に認められている。
アメリカ大陸が発見されると、ヨーロッパの王家は競って新大陸を征服していった。
統一中国が技術発展を阻害した例はこれだけではない。水力紡績機を禁じて14世紀の産業革命のめばえを潰し、世界最先端の時計技術も禁止している。
中国は何千年もの間、1つの言語を使い、1つの文化が支配しているが、ヨーロッパは現在までも分裂状態が続き、EUのような統一運動も拒否運動が多発している。
ヨーロッパは海岸が入り組んでおり、険しい山脈も多く、これが言語的・文化的分断を生んでいるが、中国はなめらかな海岸を持ち、チベット高原以東に険しい山脈もない。
ヨーロッパはブリテン、アイルランドと2つの大きな島を持つが、中国のハイナン島と台湾は非常に小さく、これらの島々が中国本土と別個の力を持ったのは現在の台湾国だけである。
日本は一定の土地の規模を持っているが、ブリテンなどと比べ大陸との距離がありすぎ、中国の歴史に影響を与えることはほぼなかった。
ヨーロッパはカール大帝も、ナポレオンも、ヒトラーも統一に失敗し、ローマ帝国ですらヨーロッパの半分を占領したに過ぎなかった。
・キリスト教的世界観(聖書的世界観)から、近代的世界観へ、どう移り変わっていったのかを解説した本
おススメ度 ☆2 (面白さ+2点)
・世界システム論史の概説
・内容は節ごとに小分けにされているため、読みやすい
おススメ度 ☆2 (読みやすさ+1点、面白さ+1点)
第一次世界大戦を分析した日本陸軍軍人たちが、日本の国策をどう考えていたのかを解説した本
・第一次世界大戦の青島戦役で火力戦を実施した日本軍が、なぜ第二次世界大戦では極端な精神主義に傾倒していったのか?
・石原莞爾の満州事変は、何を目的としていたのか?
・皇道派と統制派の対立とは何だったのか?
おススメ度 ☆2 (読みやすさ+1点、面白さ+1点)
・第二次世界大戦後の世界経済の概説(といっても資本主義先進国中心)
おススメ度 ☆2 (読みやすさ+1点、面白さ+1点)
・タイトル通り、日本の左翼政治活動史
・戦前編、45年~50年代編、60年代編、70年代編の4冊シリーズ
・戦後編は3冊で1シリーズとなっているが、戦前編だけは別なので、長いと思う人は戦前編のみ読むのもアリ
おススメ度 ☆2 (読みやすさ+1点、面白さ+1点)
・韓国史の重要な転換点と、歴代大統領の人生を照らし合わせ、それぞれの時代に大統領がどのような立場にいたかを解説
・縦軸に韓国の歴史、横軸に大統領の人生を配置することで、歴史の渦中にあった大統領を見れば韓国史が分かり、まだ若かった後の大統領を見れば、当時の韓国人の暮らしが分かる
・歴史を詳細に検討するというより、ざっくりとしたイメージを掴む本
・金大中=民主活動家、程度の本当に初歩的な韓国史の前提知識は必要
おススメ度 ☆2 (読みやすさ+1点、面白さ+1点)
・福島原発事故、発生当初の約2週間を、最悪のシナリオの策定、という観点から描く
おススメ度 ☆2 (読みやすさ+1点、面白さ+1点)
個人的感想
とにもかくにも、緊急時における組織間のコミュニケーションの難しさが感じられる本
政府は東電が事故対応を放棄しようとしてると誤解するし(原因はいまだ不明)
自衛隊すら原発事故の重大さが伝わっていないことを要因として、数日間にわたって自然発生的な協力の見送りが行われている
・70年代から現在までの日本社会の学生の友人関係史
おススメ度 ☆2 (読みやすさ+1点、面白さ+1点)
個人的感想
私は平成育ちなので、自分自身が生きてきた学校文化の起源が分かり面白かったし、
平成令和的な人間関係に馴染めるわけではないが、一方で「好きな奴とだけ仲良くしてればいいじゃん、周囲なんか関係ねえよ」
と皆が思っていた昭和という時代も、コイツらパワフルすぎるだろ……となった(いや上の文は昭和を誇張しすぎな表現だけど)
・中国史を儒教を中心として読み解くことで、中国の価値観を明らかにする
・内容はそこまで難しくない、恐らく中国史入門レベル
おススメ度 ☆1 (読みやすさ+0.5点、面白さ+0.5点)
・世界史の食料生産史
おススメ度 ☆1 (読みやすさ+0.5点、面白さ+0.5点)
・江戸時代の稲作がいかに持続不可能であったのか、嫌というほど分からされた良書
・本題は5章からなので、積むよりはそこから読み始めた方が良い
・KindleUnlimited対象
おススメ度 ☆1 (読みやすさ+0.5点、面白さ+0.5点)
・第一次世界大戦(1914~1918)からヒトラーの権力掌握(1933)までのドイツ軍の政治史を読み解く
・第1章が第一次大戦、第2章がカップ=リュトヴィッツ一揆、第3章がゼークトとミュンヘン一揆、第4章がナチスの権力掌握
おススメ度 ☆1 (面白さ+2点、読みやすさ-1点)
・現在の資本主義の状況と社会主義の歴史を振り返る
・浅く広くであるため、知っている話も多いが、意外と抜け落ちていた情報も拾える
おススメ度 ☆1 (読みやすさ+0.5点、面白さ+0.5点)
・タイトル通りのソ連紹介本、読みやすい
・Kindle Unlimited対象なので、適当に興味のあるページだけ読むといいかも
おススメ度 ☆1 (読みやすさ+1点)
・ロシアの国民性紹介本
・Kindle Unlimited対象なので、適当に興味のあるページだけ読むといいかも
おススメ度 ☆1 (読みやすさ+1点)
個人的感想
ロシアには地下道で個人商店を開くという文化があって~、でもここ10年くらいで急速に減った
というような、ここ10年で減った系の話が多く、2010年代にショッピングモールが増えるなど、ロシア社会が西側化したんだなあと
・1970年代にソ連崩壊を予言したエマニュエル・トッドの理論を日本の大学教授が分かりやすく解説した本
・トッドの家族理論とは何か?
・家族形態ごとに、どういった特徴があるのか?
おススメ度 ☆1 (読みやすさ+0.5点、面白さ+0.5点)
・若者研究家の原田陽平による現代ヤンキー論
・ヤンキー文化の変遷が日本社会の変遷として面白かった
おススメ度 ☆1 (読みやすさ+0.5点、面白さ+0.5点)
・平成後半期の若者の読書の実態
・第1章でまとめを行い、以降の章で各分野の詳細な分析を行う
おススメ度 ☆1 (読みやすさ+0.5点、面白さ+0.5点)
個人的要約/感想
第1章
・文庫ラノベは12年から21年の間に半減
・web発ラノベ偏重により、中高生のラノベ離れが起きている
・若者の読書離れはウソ、ただし雑誌は壊滅
・ケータイ小説は変化しながら、現在も読まれ続けている
・本を読むかどうかは、環境より遺伝の影響の方が大きい
ラノベにおいて、ラブコメは熱心なラノベファンのみが受容しているというのは面白かった
書籍ではラブコメって言ってるけど、これ実質的に"萌え"だと思うし、"萌え"はもう古くなってきてるけど、熱心な層はいまだ受容している