ギレンの野望 ジオンの系譜(PSP版)の兵器レビュー
本ゲームの魅力の一つは、とにかくザクの強さ、いかに連邦の通常兵器がザクに勝てないのか、が味わえる点であろう。
連邦側でプレイすれば、とにかくザクに苦戦する。そしてジオン側でプレイすれば、連邦の通常兵器が簡単に撃破できる。
しかし、そのザクの快進撃も、連邦の物量の前では徐々に数が不足していき進撃が滞る、というバランスは本当に素晴らしい。
国力に劣るジオンがザクという強力な兵器を持っていながら地球を制圧しきれない原因の一つが、ザクの地上適性の低さ。
山岳、森林といった地形に阻まれ、常にザクの進撃速度の遅さに悩まされる。
しかし、そのザクの地上適性の低さをカバーできるのがこのJ(地上)型。
山岳も森林も関係なく行軍できる。
これさえあれば連邦などあっという間に駆逐できる、のだが、ジオンの国力ではこれが量産できない。
連邦側はザクに対抗するため、とにかく数で攻めるしかないのだが、そうした連邦の物量作戦を阻むのがザク・キャノン。
連邦で主力になるであろう、フライマンタ戦闘爆撃機やデプロッグ重爆撃機といった連邦の航空機をバンバン落としていく。
かといって61式戦車を繰り出せば、61式戦車がノロノロと接近する前にキャノンで先制攻撃を食らう。そしてようやく接近しても普通に戦闘で撃ち負ける。
対抗手段は、もっともっと物量で押すくらいしかない。
というように、連邦軍でプレイすると厄介極まりない強敵だが、いざジオン側でプレイすると、しょせんMSなので移動速度が遅く、侵攻戦では使いづらい。
キャノンの火力もオーバースペック気味であり、これ量産するくらいなら、ザクJ型を量産して、少しでも不足する数を補いたいところ。
地上では無敵を誇るザクだが、海では作戦を遂行できない。
そこで開発されたのがジオン初の水陸両用MSザク・マリンタイプなのだが、これが本当に弱い。
連邦のU型潜水艦に普通に撃ち負ける。モビルスーツお得意の格闘攻撃もない。
しかもジオン編では第二次地球侵攻作戦では海上拠点を攻め落とす必要があり、このヨワヨワMSで連邦の潜水艦と戦わなければならない。
ジオンにはまともな爆撃機も存在しないので、連邦の潜水艦相手に非常に苦戦させられる。
ザク・マリンタイプの後継となる水陸両用MSなのだが、これがメチャクチャ強い。
連邦の潜水艦相手に、射撃戦でも勝ち、なおかつ格闘攻撃も強力。
ザク・マリンタイプでさんざん苦戦させられた後に開発されるため、本当にありがたさを実感する兵器。
ゴッグの開発以降、ジオンでは強力な水陸両用MSが次々と開発されるため、海では連邦を虐殺できる。
ジオンの最強水中伝説の中でも王者たるMA。
格闘攻撃が非常に強力で、水中部隊が苦手とする対空攻撃も比較的得意。
これ1機で地球の制海権はすべて掌握できるといっても大げさではない。
割と初期に開発できる飛行型MA。
主砲のビーム射撃はまあまあ強力だが、対空性能が低く、よく連邦軍の航空ユニットに攻撃される。
飛行型のわりに移動力も高いとは言えず、回避もできず、物資も少ない。
ダメダメ兵器でもないけど、コストに見合っているかというと、微妙。
一切の武装を持たず、偵察に特化したMS。
ガンカメラは100%の偵察成功率を誇り、確かに協力ではあるが、MSなのでコストはまあまあ高い。
地上ならば偵察機のルッグンが安くて移動力も高く、おとりにもなり、宇宙ならば艦船が高い偵察力を保有しているので、イマイチ使いどころがない。
3機編成でなく1機編成で、その分コストが安いとか、多少の攻撃力があるとかであればレギュラー入りできたかも。
ジオンの高性能MS。ゲルググとほぼ同時期に開発されるが、ゲルググよりも性能が高い。
その分コストも高いが、この時点で連邦軍を圧倒できるユニットである。それどころか、ゲーム終了まで引っ張れる。
ゲルググのようにキャノンや専用機などの派生機がないので、ゲルググ系も必要ではあるが。
ザクⅡ(F型)の武装。ゲルググなどが開発できるくらいのゲーム後半になってから登場する。
高性能MSが続々と生産され、既に使い物にならなくなっているだろう骨董品のザクⅡも、この武装に高火力・低機動・低装甲の砲台として使えるようになる。
ジオンの水陸両用MSの最終型。既存のズゴックなどから一回り性能が強化されており、新世代での水陸両用MSとして十分有用。
しかし、性能的に両者似ており、開発できる時期も同じであるため、開発費用もある程度負担になるこのゲームでは、どちらか一方のみ採用となりやすい。
もう少し差別化できる何かがあれば、両方を採用するメリットもあったのだが。
地球連邦軍の重爆撃機。既存のフライマンタ爆撃機と比較し、爆撃能力が向上している。強い。MSがない地球連邦初期の、対ザク主力兵器。
しかしフライマンタには存在したドックファイト用の機銃がない、生産コストが微妙に高い、生産ターンが2ターン(フライマンタは1ターン)、と意外と使いづらい。
このゲームにおいて、強そうなユニットは必ずどこかに弱点を抱えているため、どのユニットも一長一短があり、この手のゲームにありがちなバランスブレイカーが少ない。
地球連邦軍の巡洋艦/戦艦。初期連邦軍の宇宙における主力兵器だが、ザクと距離1で撃ち合うと、ヒートホークであっさり撃沈される。
しかし、主砲の火力はなかなかのものであり、単機ユニットなのでダメージが溜まっても拠点で回復できるため、距離を詰められないよう、慎重に使えば割と強い。
索敵性能が高いのも、地味に便利。
地球連邦軍の量産型MA(本ゲームではMA扱い)。まあまあの火力があり、射程2で支援攻撃ができるうえ、生産性に非常に優れる。
耐久が紙なので、攻撃されればすぐに落ちるが、コストが安いので壁役にピッタリである。全体的に結構役立つ。
欠点は索敵能力がないこと、物資が多少低いので長期戦に不安があることくらい。
地球連邦軍の輸送機。無印ミデアと比べ、多少能力が向上しているようだが、MSに撃たれると搭載兵器ごとあっさり沈むのは変わっていない。
ミデアでも充分である。